製作は魅力的なあそびへの入り口

夏らしくお魚の製作をしました。魚型の画用紙に、うろこに見立てたお花紙を乗せ、その上から水糊を筆でペタペタと塗って貼る、という手順です。

保育者はこの日、最初に手順を説明せずに始めました。まず、ボウルに水とでんぷん糊を入れ、筆と共に「よく混ぜてね」と子どもたちに渡すと、こぼさないようによく混ぜていました。保育者が糊の補充に少し離れると、子どもたちはテーブルにあったお花紙をみつけ、水糊の中に入れました。すると、「きれいー!」と生き生きと、色とりどりの水糊を夢中で作っていました。もちろんたどり着きたかった製作物にはなりませんでしたが、保育者は「楽しそうだね!」「きれいだね!」と声をかけ、子どもたちの工夫から生まれたあそびを存分に楽しんでもらい、最後に魚の画用紙に乗せてもらっていました。

最初に説明してしまっていたら、恐らくこのあそびは生まれなかったでしょう。同じものが並ぶ製作ではなく、子どもたちの個性が光る製作に魅力を感じたひとときでした。